世界で獣医は考えた

"One Health"の実現のため国際保健の道を歩む獣医師の日々

One Health One World

No one left behind


さよならまたこんど

私は現在、いわゆる中央省庁と呼ばれるところで国際保健に関係するポストについています。東大院から中央省庁という流れなので、はじめましての人にはとんでもないエリートだと勘違いされがちですが、しょせんは非正規雇用(でもさすがというか、パッと見ものすごいような肩書きをもらっています笑)です、2年後には再び就活をしなければなりません。それでも、今後国際協力の現場でキャリアを形成していくことを考えるとこの政策に携われる2年は何事にも代えがたい2年であると思っています。

 

 ところで、この職場に来てすでに3か月ほどですが、やはり独特な世界であることもあってか、不思議だなぁと思う習慣も数多くあります。聞くと、私が働いている所は他の省庁と比べても独自の習慣が多いとか、多くないとか。その一つが、不定期な異動です。

 公務員や銀行員は大体2~3年に一回異動をすることはすでに知られていることかと思いますが、大抵は4~5月が異動シーズンで、それ以外の月に異動があることはまれかとおもわれます。しかし、私のいる省では比較的年中異動があるのが普通です。先日も、私の面接をしてくださった恩人ともいえるような上司が他の部署へ異動していきました。

 私なんかは異動を知ってしんみりとしてしまったのですが、同僚の方々は淡々と受け止めていて、ある種の異動慣れのようなものを感じることとなりました(上司のために言っておきますが、彼は省内では人格者で有名な方で、彼と働いたことがある職員は口をそろえていい人だから安心して働けると言う人です!)

 

思えば公務員からしてみたらこの頻度での異動は当たり前のことで、自分たちもいずれかは他に異動する身である、というドライな感情を抱えているのでしょう。昨日国際協力関係の仕事をしていた人が次の日は広報をやる、なんて鞍替えも当たり前なのかもしれません。

 いま私と同じ課で働いている、いわゆる正規職員の人たちも2年後には全員入れ替わっていると考えるととても不思議な気分です。私なんかは大変不器用な人間なので、そんな突然頭を切り替えられない自信があるのですが、やはり国家公務員は切り替えの早い、頭のいい人が多いんだろうなと感じた次第です。

 

この世界にきてはや3か月いま少しずつ慣れていっている所ですが、おそらくこの2年の間にすべてを理解することはできなんだろう、なんて思ったりしながら日々頑張っていきたいと思います。